高脂血症から脂質異常症へ

高脂血症から脂質異常症へ

食事の欧米化やファストフードの浸透によって、日本人の食生活はかなり変わってきました。

 

とりわけ大きく変化したのは、脂肪の能力ではないでしょうか。

 

昔、日本では魚がたくさん摂取され、野菜も食卓に欠かさず用意されました。

 

ご飯についても同様です。

 

但し、現代の食事においてお米は必須のものそれでは無くなり、魚は年々能力が減少し、野菜の摂取もあんまりバランスを考えないものになってきています。

 

代わりに、脂ものがとても増えました。

 

別に、ファストフードや弁当が、その原因となっています。

 

ファストフードに関しては、言うまでもなく脂によるものが多いですが、弁当に関しても、調理が簡単で日保ちもし易い揚げもの類が多数を占めるようになっています。

 

それによって、日本人、断然若年層はかなり脂を余分に摂取してしまうようになりました。

 

その結果、一つの病気が非常に増加傾向にあるという調査結果が出ています。

 

それは「高脂血症」です。

 

2007年までは高脂血症と呼ばれていましたが、以降は「脂質異常症」という名称に変わりました。

 

ですが、この病気をわかりやすく表しているのは高脂血症の方でしょう。

 

とはいえ、こういった改名一つをとっても、この病気が注目を集めている表れと言えるかもしれません。

 

高脂血症の増加によって、メタボ健診をはじめ、脂分の摂り過ぎという現代の食の問題が全く明確にクローズアップされるようになりました。

 

そうして共々高脂血症に対しても、予防と改善の方法が確立してきています。

 

仮に心当たりのある人は、こういう方法を参考に体質の改善を試みることをお薦めします。

 

高脂血症とは

 

ここでは改名後の脂質異常症ではなく、ますます意味がわかりやすく、またなじみのある「高脂血症」という名称を通じて説明していきます。

 

高脂血症という病気は、簡単に言えば、血液中における脂肪や悪玉コレステロールが平均よりかなり多くなっているときのことです。

 

また、一気に善玉コレステロールが少なくなっている場合も高脂血症という診断が下されます。

 

人間の血液中には、通常トリグリセライドと呼ばれる中性脂肪やリン脂質、遊離脂肪酸といった脂肪分が含まれています。

 

また、コレステロールも脂肪の一種です。

 

なんで血液中に脂肪分が含まれているのかというと、血液によって身体全体に脂肪を運ぶためです。

 

ダイエットを通じている人にとっては邪魔以外の何ものけれども薄い脂肪ですが、実際には体内における細胞膜やホルモンの生成の材料、あるいは活動するためのエネルギーの貯蔵庫といった非常に重要な役割を担う栄養分です。

 

これらが正常に身体全体に行き渡らないと、人間はその活動を円滑に立ち向かうことができないばかりか体調不良に陥ります。

 

従って、血液に脂肪があるのは通常ことなのです。

 

血液に含まれる脂質は、食事によって摂取した分や肝臓で分解されてできた分などで、それらは通常血液中にある一定の割合の量となるように調整がされます。

 

それによって、人間の身体はバランスよく脂肪を蓄えることが出来るのです。

 

ですが、高脂血症になってしまうとその調整ができない状態となります。

 

それが原因となって悪玉コレステロールが上がったり、脂質が多くなってしまったりするのです。

 

食事による脂肪の大量摂取などがその原因となります。

 

原発性高脂血症

 

血液中の脂質が異常に増加する高脂血症には、いくつかの種類があります。

 

その種類を激しく区分けすると、原発性高脂血症と二次性高脂血症に分かれます。

 

原発性高脂血症というのは、簡単にいうと「原因不明の高脂血症」のことです。

 

ただ、原因が不明と言っても皆目わかっていないというわけではなく、特定ができないについてでの不明です。

 

つまり、候補がありすぎて絞ることが難しいという状況として良いでしょう。

 

原発性高脂血症の原因の多くが、食事をはじめとした生活習慣にあると言われています。

 

普段の食事が偏っていたり、時間帯が乱れていたり、あるいは睡眠時間が少なかったり、運動不足だったりと、メタボリックシンドロームの原因といった生活習慣は、主として原発性高脂血症の原因にもなり得ます。

 

これらの原因は複合的ケースがほとんどのため特定が難しく、そのために「原発性」と言われています。

 

原因がある程度はっきりしている一方、治療が苦しいタイプの病気ではあります。

 

というのも、治療のほとんどは患者の意思によってまとまるからです。

 

生活習慣の改善が行われなければ、いかほど指導が適切でも高脂血症が直ることはありません。

 

危機感を所持して臨まなければ、生活習慣を取り換えることは耐え難いのです。

 

そういった意味では、病院泣かせの病気と言えるかもしれません。

 

一方、生活習慣とは関係ない「家族性高コレステロール血症」という原発性高脂血症もあります。

 

この場合の原因は「遺伝」としていますが、こちらも詳しい原因はわかっていません。

 

二次性高脂血症

 

原発性高脂血症の原因が、患者の食事や日常生活にあることが大半だというのに対し、二次性高脂血症は、薬の副作用や他の病気が原因となっている病気です。

 

二次的病気であることから、二次性高脂血症という名称になったようです。

 

また、続発性高脂血症と呼ばれることもあります。

 

二次性高脂血症は、そこそこ治療はしやすいとしています。

 

薬が原因であれば、その薬を取り替えるだけで確実に改善されますし、別の病気が原因の場合は、その病気の治療が行われれば必然的に二次性の病気も直るためです。

 

但し、それほど簡単に直せるというものでもありません。

 

その病気が酷いもので、それによって二次性高脂血症が現れている場合、その病気が何だか治らないことによって二次性高脂血症も継続して発症し積み重ねるからです。

 

同様に薬に関しても、他に替えがない場合は高脂血症とある程度付き合いながら生活しなくてはならないでしょう。

 

そういった意味では、患者にとっては原発性高脂血症よりこちらの方が苦痛に関しても十分あり得ます。

 

食事の改善等だけでは完治できないので、自分の意思とは無関係の部分で考え込むことになるのです。

 

二次性高脂血症の原因となる可能性のある主な病気は、糖尿病、肝臓病、腎臓病、甲状腺機能低下症といったところです。

 

糖尿病に関しては、前もって様々な病気を引き起こす病気なのでイメージもし易いでしょう。

 

肝臓病や腎臓病の場合も、血液中の脂肪や血液自体に異常をきたす病気なので必然と言えます。

 

甲状腺機能低下症はホルモンの分泌量が不十分となることから、これもやっぱ高脂血症と密接な関係があります。

 

薬に関しては、利尿薬、避妊薬、ステロイドホルモン剤等が原因となります。

 

高LDLコレステロール血症

 

基本的に、高脂血症は脂質の種類によっても区分けがなされています。

 

脂質の診断基準として選べるのは、善玉コレステロール、悪玉コレステロール、トリグリセライド(中性脂肪)の3つです。

 

このうち、悪玉コレステロールの値が異常を示している高脂血症は「高LDLコレステロール血症」と呼ばれています。

 

悪玉コレステロールが140mg/dl以上の数値を出してしまうと、高LDLコレステロール血症と診断されます。

 

高LDLコレステロール血症の診断基準となる悪玉コレステロール140mg/dl以上という状態がどんな意味を持つのかというと、コレステロールの土台となっている「低比重リポ蛋白」、つまりLDLが、血液中に過分においていることを指します。

 

これによる問題は、いわゆる動脈硬化です。

 

脂肪が血液中に貯まると、その脂肪が血管を傷つけてしまう恐れがあります。

 

また、その脂肪が血栓と同じように血液の流れを止めてしまう可能性もあるのです。

 

勿論、心筋梗塞や脳梗塞といった大病に発展する恐れがあり、非常に大きな問題と言えます。

 

食事の改善などの方法で、脂肪の摂取を押さえ付ける必要があります。

 

この高LDLコレステロール血症は、他のコレステロールやトリグリセライドの量に起因する高脂血症に対して、随分プライオリティーが厳しいと言われています。

 

つまり、ますます深刻な状態というわけです。

 

高脂血症の診断を行う場合は、最もこの高LDLコレステロール血症、つまり悪玉コレステロールの値に注視しなくてはなりません。

 

また、食事面でしっかりとケアすることが大切です。

 

低HDLコレステロール血症

 

一般的に、高脂血症というと高LDLコレステロール血症が有名ですが、それとはことなる「低HDLコレステロール血症」に関しても注意が必要です。

 

低HDLコレステロール血症は、血液中に含まれる「高比重リポ蛋白(HDL)」、つまりは善玉コレステロールが40mg/dLとなった場合に診断罹る高脂血症です。

 

高LDLコレステロール血症は悪玉コレステロールが高すぎることによる病気ですが、低HDLコレステロール血症は、善玉コレステロールが少なすぎることによる病気なのです。

 

善玉コレステロールは、体内における末梢組織からコレステロールを抜き、それを肝臓へと立て直す働きがあります。

 

つまり、無駄な脂肪を残さず肝臓へと流し込むということです。

 

これによって血液中の脂質がなくなり、血管にこびりついたり、血管を詰まらせたりする事故を防ぎます。

 

「血液がサラサラ」という表現がよく使われますが、それはこの善玉コレステロールの働きが正常な人に起こる健康な現象なのです。

 

つまり、善玉コレステロールが不足するということは、血液中における脂質の割合を膨大に増加させ、脂肪が血管にたまる可能性が高くなるということを意味します。

 

これが低HDLコレステロール血症における主なお話です

 

低HDLコレステロール血症を防ぐには、適切な食事を摂りながら適切な運動を行うのが一番です。

 

もしも健康診断等で低HDLコレステロール血症と診断された場合は、食事療法などの方法で治療することになります。

 

高トリグリセライド血症

 

コレステロールの値に注目が集まることが近年多くなってきてあり、実に高脂血症もその値が基準となっているケースが多いのですが、それ以外にも高脂血症の指標となっているものがあります。

 

それは、トリグリセリドです。

 

トリグリセリドは中性脂肪の一種で、内臓脂肪となることが多い脂肪です。

 

従って、メタボリックシンドロームの人が多くこの脂肪を含有しています。

 

このトリグリセリドを血液中にテンポよりかなり厳しく含んでいる人は「高トリグリセライド血症」と診断されます。

 

高トリグリセライド血症は高脂血症の一つで、150mg/dL以上のトリグリセライドを血液中に含有させている場合に該当することになります。

 

高トリグリセライド血症になると血液がドロっとしてしまい、凝固しやすく向かうという性質を持つことになります。

 

勿論、動脈硬化等のマズイ病気の原因となるのですが、再びこわいのは脳梗塞や心筋梗塞です。

 

血液中にトリグリセリドが大量に含まれている状態では、いつもしょうもない血の塊が血管中に生まれていることになります。

 

それがプラスミノーゲンアクチベーターという組織によって溶かされているので、願わくは正常を維持できている状態です。

 

但し、ひとつ間違えてその機能が上手く働かなかった場合、血栓が生まれます。

 

そうなると、心筋梗塞、脳梗塞になる可能性は思い切り高いと言えるでしょう。

 

高トリグリセライド血症も他の高脂血症同様、食事などの慣習と体質によるものとがあります。

 

とにかく食事に関しては、直結的に結び付いていると言えるでしょう。

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